はじめに
しゃちょー
おはようございます。
今日は何の分析をしますか?
そうね。今日はCODMnを覚えてもらおうかな。
シーオーディーマンガン???
そう、環境分析では基本の分析よね。
水質の汚れの指標になる項目なの。
別名、化学的酸素要求量と言って酸化剤を用いて水中の有機物の参加に要する酸素量を測定し、有機物量の尺度とするのよ。
酸化剤?
CODMnでは過マンガン酸カリウム溶液を使って酸化分解を行うの。
なんだか難しそうにゃあ・・・
じゃあ、先ずは JIS K0102:2016 17 のCODMnのところをよく読んでフローシートを作成してみてね。
必要な器具、試薬の準備、操作手順をしっかりと覚えること。
2021年にJIS K0102の大きな改正があります。
・K0101がなくなってK0102に統一されます。
・K0102の第1部から第5部まで細分化された形になります。
ちなみにCODMnの新しい番号は
K0102-1:2021 17.2 となってます。
なので、K0102 17 だけだと2021年版では、化学的酸素要求量(COD)を指してしまうので、Mn、OH、Crの違いがわかならくなるから、
JIS K0102:2016 17 もしくは JIS K0102 17 (2016)と版年の表記が必要となります。
2021.11.6時点で JIS K0102-1第1部:一般理化学試験方法しか出ていないので全部が出そろうまでしばらくかかりそうですね。
だから、計量証明書の分析方法に記載するときは 必ず版年を記載したほうがいいと思います。
さて、ねこちゃん!フローシートできた?
が、頑張るにゃ!
- はじめに
- CODMnの測定
- 硝酸銀の塩化物イオンとの反応
- ブランクが高い!?
- 滴定範囲がある理由
- 30分加温の理由
- 滴定値がマイナスに!?
- 廃液処理の方法
長いこと読んでいただいておおきに
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