30分加温の理由
あー。もう、CODMnの分析をやってるときは電話に出ません!!!
ねこちゃん、どうかしたの?
CODMnをウォーターバスにかけている途中で、電話が入ってちょっとならって出たら、話が長くなって加熱時間が40分越えてました。
あらら。それは、仕方ないやり直してね。
ああ---。30分ってめんどくさいにゃ。しかもストップウォッチって、1秒も遅れたらアウトにゃ?!
まぁ、1秒とか10秒とか細かくまではいわないけど、ルールだからそこはしっかりと守らないとね。
ルール?!
そう、気になるなら同じサンプルを同じ量取って加熱時間を変えて分析してみる?
またそうやって、仕事を増やすにゃあ・・・。
できたにゃあ!!!
ご苦労様。ねこちゃんの分析結果をまとめてみたよ。
これを見てわかるように、30分ってわずかだけど、まだ反応の途中なのよ。
ほんとだにゃあ。60分くらいで安定してきてるにゃあ。
まぁ、60分って決めればよかったのかもしれないけど、実用性とかも考えて30分にしたのだと思うのよね。だから、過マンガン酸カリウム溶液を入れた時から酸化は始まっているし、しゅう酸ナトリウム溶液を入れるまでは酸化が止まらないから、そこも素早く行う必要があるの。
どこからどこまでが30分にゃあ?!
JISでは水浴に入れて30分と書いてあるから、入れた時にストップウォッチを押して、30分のタイマーが鳴って取り出す。でいいと思うのだけど、前後の溶液を入れるのもなるべく素早くね。
き、緊張するにゃあ。
そんなに緊張する必要はないから。ただ、みんなが同じ条件で分析をするということで30分と決めているのだから、許容範囲はそれぞれあるかもしれないけどルールだと思って守っていこうね。
わかりましたなのにゃあ。
- はじめに
- CODMnの測定
- 硝酸銀の塩化物イオンとの反応
- ブランクが高い!?
- 滴定範囲がある理由
- 30分加温の理由
- 滴定値がマイナスに!?
- 廃液処理の方法
ここまでよんでいただいておおきに
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